MailjetのSend APIに渡る前に、すべての受信者を検証
Mailjetは、ハードバウンスしたアドレスや迷惑メール報告を受けたアドレスを自動的にブロックし、同じアドレスで二度失敗しないよう90日間配信を止めます。ただしトランザクションメールの送信者にとって、この保護が働くのは、問題のある配信を一度行ったあとです。そしてレピュテーションが傷つくのは、まさにその最初の配信です。MailjetはAPI/SMTPで送信するサービスのため、トランザクションメールで最も効果があるのは、Send APIに渡る前にすべてのアドレスを検証することです。Qualisendはこのギャップを埋めます。アドレスの取得時点で検証し、まとめて送信する前にもう一度検証することで、無効なアドレスがそもそも送信対象に入らないようにします。Mailjetに保存されているコンタクトとリストについては、ネイティブコネクターがMailjet上で直接検証し、各結果をコンタクトのプロパティとして保存します。以下では、その方法に加えて、APIとノーコードの方法も紹介します。

CSV不要で、Mailjetと直接連携
APIキーで連携
MailjetのAPIキーとSecret keyを入力します。どちらもMailjetの「Account settings → REST API → API Key Management」で確認できます。
- すべてのコンタクトまたは特定のリストをクリーニング
- 結果を各コンタクトのプロパティに保存
- または検証してクリーニング済みのリストをエクスポート
- 7日・14日・30日ごとに自動クリーニング
CSVやAPIでの利用も可能です。詳しくは下記をご覧ください。
Mailjetが標準でクリーニングするもの
Mailjetに標準で備わるリストメンテナンスは、自動ブロックを軸にしています。アドレスがハードバウンスすると(無効または存在しないメールボックス、あるいはMailjetが配信できないサーバー)、その時点で自動的に「preblocked」となり、90日間すべての配信から除外されます。同じアドレスで二度失敗させないことで、送信者レピュテーションを守るという考え方です。迷惑メール報告を受けたアドレスも同じようにpreblockedになります。このブロックはMailjetのプラットフォーム全体に適用されるため、ほかの顧客の配信でハードバウンスしたアドレスが、自社の配信でもブロックされることがあります。さらに重要なのは、このブロックがSend APIを含むすべての配信に適用される点です。Mailjetが一度失敗を確認したアドレスには、トランザクションメールの配信でも再び送られることはありません。Mailjetには手動で管理するCampaign Exclusion Listもありますが、こちらはマーケティングキャンペーンとオートメーション(オートメーションのメールはマーケティングとして扱われます)からコンタクトを除外するだけです。仕様上、除外されたアドレスにもSend APIからは配信されるため、トランザクションメールの配信を守る効果はありません。Mailjetが実際に配信して失敗を確認したアドレスについては、この自動ブロックで確実にリストメンテナンスが行われます。
検出できないもの
問題は、これらの仕組みがどれも事後対応だという点です。配信が行われ、そのうえでバウンスや迷惑メール報告が発生して初めて機能します。登録フォームや購入フォームから入った未検証の無効なアドレス、使い捨てアドレス、役割アドレス(info@、support@ などの共有アドレス)、気づかないうちに使われなくなったメールボックスは、Mailjetがまだ一度も配信していないためバウンスしたことがなく、ブロックもされていません。Send APIは最初の送信でもそのまま配信してハードバウンスを招き、被害が出たあとで初めてそのアドレスを90日間ブロックします。最も深刻なのはトランザクションメールです。パスワードの再設定メールや領収書は、ユーザーが入力したアドレスにそのまま自動で送信されます。Campaign Exclusion ListはSend APIに適用されないため、これを未然に防ぐことはできません。入力ミスのアドレスが最初の配信でハードバウンスするのを防げるのは、API呼び出しの前の検証だけです。
Mailjetのリストをクリーンに保つべき理由
Mailjetの料金は、保存しているコンタクト数ではなく、毎月送信するメール数で決まります(上位プランではコンタクト数は無制限です)。そのため、購読者数で課金するプラットフォームとは違い、使えないアドレスがコンタクト数の料金帯を押し上げることはありません。ここでの不良アドレスのコストは2つあります。1つ目は無駄な送信です。無効なアドレスに送るたびに月間の送信枠を1通消費し、上限を超えると更新時に超過分として請求されます。つまり、ハードバウンスさせるためにお金を払っていることになります。2つ目は、トランザクションメールの送信者にとってはるかに重要な、レピュテーションです。トランザクションメールは最もレピュテーションの影響を受けやすい配信で、パスワードの再設定や領収書の送信に欠かせない専用IPや共有プールを使っています。最初の配信でのハードバウンスが急増することこそ、GmailとYahoo!の2024年の送信者ガイドラインや、Mailjet自身のバウンス率の上限でペナルティの対象となる事態です。バウンス率が高くなりすぎると、Mailjetは送信を制限するか、完全にブロックします。そうなると受信トレイに届かなくなるのは、マーケティングの一斉配信ではなく、アカウント関連のメールです。送信前に検証すれば、バウンスの記録そのものを残さずに済みます。
CSV・APIを使う場合:手動での手順
Mailjetはトランザクションメール/APIの送信サービスで、コネクターが対象とするのはMailjetに保存されているコンタクトとリストだけです。そのため、Send APIの送信については、Send APIに渡る前にすべてのアドレスを検証するのが確実な方法です。アドレスの取得時にリアルタイムで検証し、まとめて送信する前にもう一度検証します。
アドレスの取得時点で検証
登録フォーム、購入フォーム、アカウントフォームからQualisendのREST APIを呼び出し、データベースに書き込む前にアドレスを検証します。入力ミスや使い捨てのアドレスは入り口で拒否されるため、アプリがトランザクションメールを送る受信者になることはありません。不良アドレスを検出するうえで、ここが最も効果の高いポイントです。
API・SMTP送信の前にまとめて検証
一括送信やトリガー送信の前に、受信者リストをQualisendで検証します。ファイルを一括クリーニングにアップロードするか(1回の処理で最大100万件、重複アドレスの課金は1回のみ)、APIで順に処理します。Freeプランで初回のみ付与される100クレジットは有効期限がなく、最初のサンプル検証に使えます。
結果を確認
各アドレスには、配信可能・要注意・配信不可・不明のいずれかの判定が、理由コード、0~100のスコア、サブフラグ(キャッチオール、使い捨て、役割アドレス、容量超過)とともに返ります。根拠として、MXプロバイダーとメールボックス確認の詳細も表示されます。
自社側で不良アドレスを配信除外に
配信不可アドレスをすべて、アプリやデータベース内の自社の送信禁止リストに追加します。MailjetのCampaign Exclusion Listが止めるのはマーケティングメールだけで、トランザクションメールは止まりません。Send APIの送信対象から実際に外せるのは、こちらの方法です。それらのアドレスがマーケティングやオートメーションのオーディエンスにも含まれている場合は、Campaign Exclusion Listにも追加します。自社側で配信除外にしておけばアドレスが送信対象に入ることはないため、Mailjetの90日間のブロックが発動することもありません。
または登録時に自動で検証
最も効果が高いのは、QualisendのREST API(スコープ付きキー、レート制限、Webhook)でアドレスの取得時点で検証する方法です。アプリがアドレスを保存したり、トランザクションメールを送信したりする前に不良アドレスを検出できます。開発リソースを割けない場合は、Zapier、Make、n8nで同じ検証を組み込めば、新規登録者をデータベースに書き込む前、またはMailjetに同期する前に検証できます。
Qualisendがすべてのアドレスで検出するもの
- Mailjetの自動ブロックが働く前に、Send APIでの最初の配信でハードバウンスする未検証の無効なアドレス
- 登録フォームや購入フォームに入力された使い捨てドメイン
- マーケティングやオートメーションの配信で迷惑メール報告を招きやすい役割アドレス(info@、support@、billing@)
- キャッチオールドメイン(フラグが付くので、一斉配信を控え、バウンスのWebhookで状況を確認できます)
- すべてのアドレスに付く0~100の信頼度スコアと、機械判読可能な理由コード
Mailjetのネイティブコネクターを提供中です。Qualisendの「連携」でMailjetと連携すると、CSV不要でMailjetのリストを直接扱えます。
結果ごとの対処法
各アドレスには判定とサブフラグが返されます。まだ届くコンタクトを失わずにMailjetのリストをクリーンに保つための対処法は次のとおりです。
配信可能通常どおりSend APIで送信します。配信可能 + 役割アドレスフラグトランザクションメールやシステムメール(info@、billing@)には問題なく使えます。マーケティングキャンペーンやオートメーションからは除外します。要注意 + キャッチオールフラグ重要度の高いトランザクションメールだけを送信し、バウンスのWebhookを監視します。一斉配信とマーケティングメールは控えます。要注意 + 使い捨てフラグ送信禁止リストに追加します。期限切れを前提に作られたメールボックスのため、送信しても無駄になります。不明再試行しても問題ありません。残しておき、次のバッチで再検証します。多くはグレーリスティングやレート制限によるもので、メールボックス自体の判定ではありません。配信不可Send APIに渡る前に、アプリの送信禁止リストに追加します。バウンス後にMailjetの90日間のブロックが発動するのを待つ必要はありません。関連記事
検証は到達率対策の半分です。Mailjetの送信ドメイン認証もあわせて設定してください。
アドレスの取得時点と、Send APIを呼び出す前に毎回検証します。
APIを組み込む前に、いくつかのアドレスを無料で抜き取り確認できます。
トランザクションメールの送信者にとって、最初の配信でのハードバウンスが無駄な送信以上の損失になる理由。
Mailjetが送信を制限またはブロックするバウンス率の水準。
Mailjetからの配信が評価される、2024年導入のバウンス率・迷惑メール率の基準。
Mailjetのメールアドレス検証に関するよくある質問
Mailjetのリストを数分でクリーニング
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