リファレンス
メール到達率の用語集。
メールが受信トレイに届くかどうかを左右する、到達率とメールアドレス検証の用語をわかりやすく解説します。詳しく知りたい場合は、各用語から詳細なガイドに進めます。
- DKIM
- DomainKeys Identified Mailの略です。各メールに付ける暗号署名で、受信側はメールが改ざんされておらず、本当に自社ドメインから送られたものであることを確認できます。送信ドメイン認証の3つの主要な規格の1つです。SPF・DKIM・DMARC →
- DMARC
- SPFとDKIMを、受信者に表示されるFromアドレスと結び付けるDNSポリシーです。認証に失敗したメールの扱いを受信側に指示し、その結果を送信者にレポートします。GoogleとYahoo!は、大量送信者にポリシーの公開を義務付けています。DMARCの設定方法 →
- DNSBL
- DNSベースのブラックリストです。メールが届いた時点でDNS経由でリアルタイムに照会され、送信元のIPやドメインが掲載されているかどうかを返します。ほとんどのブラックリストは、技術的にはこの形式をとっています。メールのブラックリストとは →
- IPウォームアップ
- 新しいIPやドメインで配信量を段階的に増やし、急激な増加として警戒されるのではなく、メールプロバイダーからの信頼を築いていくことです。これを省くと、初期の到達率トラブルの原因になりがちです。IPウォームアップの方法 →
- MXレコード
- ドメイン宛てのメールを受信するメールサーバーを、優先度とともに指定するDNSレコードです。MXレコードのないドメインはメールを受信できないため、そのドメインのアドレスはすべてバウンスします。MXレコード確認ツール →
- Null MX
- 宛先が空の単一のMXレコード(RFC 7505)で、ドメインがメールを受け付けないことを明示的に宣言するために使います。Null MXのドメイン宛てのメールは、その場で拒否されます。MXレコード確認ツール →
- Postmaster Tools
- Gmailが計測した自社ドメインとIPのレピュテーション、迷惑メール率、認証結果を確認できる、Googleの無料ダッシュボードです。Gmailで受信トレイに届いているかを知るための、最も信頼できる情報源です。Gmailで迷惑メールに振り分けられる原因 →
- SMTP
- Simple Mail Transfer Protocolの略で、メールサーバー同士がメールを受け渡すための通信プロトコルです。250、550、421などの数字の応答コードで、メールが受け付けられたか、拒否されたか、保留されたかがわかります。SMTP応答コード →
- SPF
- Sender Policy Frameworkの略で、自社ドメインのメールを送信できるサーバーを列挙したDNSレコードです。受信側はこれを確認し、送信サーバーが許可されたものかどうかを判断します。SPF・DKIM・DMARC →
- キャッチオールドメイン
- どの宛先へのメールも受け付けるように設定されたドメインです。そのため、特定のメールボックスが実在するかどうかをサーバーから確認できません。SMTPで実在を確かめられないため、検証では要注意と判定されます。キャッチオールメールとは →
- グレーリスティング
- スパム対策の手法の1つで、サーバーが初めて接続してきた見知らぬ送信者からのメールを一時的に拒否し、正規のサーバーなら再送してくることを見込みます。これにより、メールボックスが短時間検証できなくなることがあります。グレーリスティングとは →
- スパムトラップ
- 許諾の取得やリストの管理がずさんな送信者を見つけるためだけに存在するアドレスです。スパムトラップ(一度も登録されたことのないピュアトラップや、使われなくなったアドレスを再利用したリサイクルトラップ)に送信すると、リストが汚れているサインとみなされ、レピュテーションが低下します。スパムトラップとは →
- ダブルオプトイン
- 登録者が、メールで届いたリンクから登録を確認してはじめてリストに追加される登録フローです。登録数は多少減りますが、アドレスが実在し、本人が同意していることを証明できます。シングルオプトインとダブルオプトイン →
- バウンス
- 受信側のサーバーに拒否されたメールのことです。ハードバウンスは恒久的なもの(アドレスやドメインが存在しない)で、そのアドレスは配信除外にする必要があります。ソフトバウンスは一時的なもの(メールボックスの容量超過やサーバーの一時的な不具合)で、再送できます。バウンスの分類 →
- バウンス率
- 送信したメールのうちバウンスしたものの割合で、通常はパーセントで表します。2%未満であればおおむね健全です。バウンス率が上昇している場合、原因はほぼ例外なく、配信プラットフォームではなくリストのメンテナンスにあります。バウンス率が重要な理由 →
- フィードバックループ(FBL)
- 受信者がメールを迷惑メールとして報告するたびに、そのレポートを送信者に転送するサービスで、一部のメールプロバイダーが提供しています。報告があったアドレスを配信除外にできます。FBLへの登録は、迷惑メール報告対策の基本です。メールのフィードバックループ →
- ブラックリスト(ブロックリスト)
- メールプロバイダーやフィルターが、そこからのメールの受信を拒否したり受信ペースを制限したりするIPアドレスやドメインをまとめた、公開リストです。掲載されると、原因を解消し、多くのリストでは掲載解除を申請するまで、メールが届きにくくなります。メールのブラックリストとは →
- メールアドレス検証
- 配信前に、アドレスが有効でメールを受信できるかどうかを確認することです(構文、ドメインとMXレコード、SMTPによるメールボックス確認)。結果としてステータス、理由、信頼度スコアを返します。メールアドレス検証とは →
- リストメンテナンス
- 実在し、関心を持っている受信者にだけ配信できるよう、アドレスの検証、クリーニング、配信除外を継続的に行うことです。バウンス、迷惑メール報告、スパムトラップへの送信を低く抑えられます。リストのクリーニング方法 →
- ワンクリック配信停止
- 受信者がメールクライアントからワンタップで配信停止できるようにする、List-UnsubscribeヘッダーとList-Unsubscribe-Postヘッダーの組み合わせ(RFC 8058)です。GoogleとYahoo!は、大量送信されるマーケティングメールにこの対応を義務付けています。ワンクリック配信停止 →
- 一括検証
- アドレスを1件ずつリアルタイムで検証するのではなく、リスト全体をまとめて検証することです。通常はCSVをアップロードして行います。手元にあるリストを、配信前にクリーニングするために使います。メールアドレスの一括検証 →
- 逆引きDNS(PTR)
- 送信IPからホスト名を逆引きするためのDNSレコードです。PTRが未設定だったり、汎用的な名前のままだったりすることは、正規のサーバーがSpamRatsのようなインフラ系ブラックリストに掲載されるよくある原因です。SpamRatsブラックリスト →
- 使い捨てメールアドレス
- 実際のアドレスを明かさずに登録を済ませるために使われる、一時的な使い捨てのメールボックスです(多くは使い捨てメールサービスのもの)。たいていすぐに使えなくなるため、アドレスの取得時点で検出しておく価値があります。役割アドレス・使い捨てアドレス・フリーメール →
- 信頼度スコア
- 検証サービスが各アドレスに付ける0~100の指標で、どの程度安全そうかに応じて結果を並べるために使います。保証ではなく段階的な確率を示すもので、判断が分かれるアドレスの優先順位付けに役立ちます。検証の仕組み →
- 専用IP
- 単一の送信者だけが使う送信IPアドレスです。そのため、レピュテーションには自社のメールだけが反映されます。対になるのは共有IPで、同じIPを使うすべての送信者の配信状況の影響を受けます。専用IPと共有IPの違い →
- 送信者ガイドライン
- GoogleとYahoo!が大量送信者に課している基準です。SPF・DKIM・DMARCの設定、ワンクリック配信停止、有効な逆引きDNS、TLS、0.3%未満の迷惑メール率が求められます。Google・Yahoo!の送信者ガイドライン →
- 送信者レピュテーション
- メールプロバイダーが、迷惑メール報告、バウンス、スパムトラップへの送信、エンゲージメントをもとに、送信ドメインと送信IPに付ける信頼度の評価です。受信トレイに届くかどうかを左右する最大の要因です。送信者レピュテーション →
- 到達率
- メールが迷惑メールフォルダーに振り分けられたりバウンスしたりせず、実際に受信トレイに届くかどうかを示すものです。コンテンツだけでなく、送信ドメイン認証、送信者レピュテーション、エンゲージメント、迷惑メール報告、リストの品質によって決まります。到達率ガイド →
- 迷惑メール率
- 配信されたメールのうち、受信者が迷惑メールとして報告したものの割合です。迷惑メール報告はフィルターが反応する最も強いネガティブシグナルで、Googleは大量送信者に対し、0.1%未満を維持し、0.3%には決して達しないよう求めています。迷惑メール率 →
- 役割アドレス
- 個人のメールボックスではなく、info@、sales@、support@ のような部署や役割ごとの共有メールボックスです。迷惑メール報告が多くなりやすいため、検証時に別途フラグを付けて区別しておく価値があります。役割アドレス・使い捨てアドレス・フリーメール →
- 理由コード
- 検証サービスがステータスと一緒に返す、機械で読み取れる短いラベルです。たとえばNull MX、容量超過のメールボックス、使い捨てドメインなど、アドレスがその判定になった理由を示します。検証の仕組み →
用語の知識を実践に
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