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到達率 / 2026年5月24日

SquarespaceでSPF、DKIM、DMARCを設定する方法

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Qualisend team
SquarespaceでSPF、DKIM、DMARCを設定する方法

ドメインをSquarespaceで管理している場合、SPF、DKIM、DMARCの設定はすべてDNSの作業です。 送信ドメイン認証の3要素に対応する3つのTXTレコードを、同じ管理画面で追加します。 レコードの内容自体は、どのDNSホストで公開する場合とも変わりません。 Squarespace固有なのは、DNSエディターの場所と、レコードごとにHost欄へ入力する値です。 このガイドではその2点を具体的に説明します。 Google Domainsでドメインを取得していた方へのメモも含みます。 Google Domainsは2023年にSquarespaceへ引き継がれ、現在そのドメインはSquarespace Domainsで管理されているためです。

Squarespace自体が利用者の独自ドメインを使ってメール(Email Campaignsやストアの通知)を送信する場合は、 SquarespaceのSPF、DKIM、DMARC設定ガイドで、必要なDKIMレコードを確認できます。

結論から#

送信ドメイン認証は、3つの別々のDNSレコードで構成されます。 Squarespaceでは、3つとも同じ方法で追加します。 Squarespaceで管理しているドメインに、タイプTXTのCustom Recordsとして追加します。

  • SPF:ドメインのルートに置くTXTレコードを1つ追加します。SquarespaceのHost欄では@です。値はv=spf1で始まり、自社ドメインとして送信を許可するサービスを列挙します。
  • DKIM:メールサービスから伝えられるセレクターの位置にTXTレコードを追加します。Host欄は<selector>._domainkey(例:s1._domainkey)です。値は長い公開鍵で、自分で作るものではなく、メールサービスから受け取ります。
  • DMARC:_dmarcにTXTレコードを追加します。値はv=DMARC1で始まり、ポリシー適用の前にまず監視できるよう、最初はp=noneにします。

3つの関係を概念から理解したい方は、SPF・DKIM・DMARCの解説をご覧ください。 この記事は、Squarespaceでの具体的な手順に絞ったガイドです。

SquarespaceでDNSレコードを管理する場所#

SquarespaceのDNSエディターはサイト内ではなく、アカウント設定の中にあり、ドメインごとに用意されています。 おおまかな手順は次のとおりです。

Settings → Domains → 対象のドメインを選択 → DNS Settings → Custom Records

ここでTypeにTXTを選び、Host欄を入力し、レコードの内容をData(値)欄に貼り付けて追加します。 手順はこれだけで、SPF、DKIM、DMARCのどれも同じ3項目のフォームです。 変わるのはHostとDataだけです。

始める前に知っておきたい点がいくつかあります。

  • Google Domainsからの移行:SquarespaceはGoogle Domainsを2023年に買収し、登録情報は2023~2024年にかけて移管されました。Google Domainsでドメインを取得した場合、DNSの編集はSquarespaceにサインインして行います。レコードのタイプは変わらず、Google DomainsもSquarespaceも通常のTXTレコードを扱えます。そのため、SPF、DKIM、DMARCの内容に違いはありません。変わったのはログイン先とメニューのラベルだけです。
  • ラベルは変わることがあります:Squarespaceはこの画面を何度か再編しており、「DNS Settings」「Custom Records」「Add Record」といった表記は、お読みの時点で移動や名称変更がある可能性があります。ラベルが変わっても、画面の構成は変わりません。探すのは、ドメインにカスタムTXTレコードを追加する場所です。
  • Host欄は相対表記です:入力するのは@、_dmarc、<selector>._domainkeyといったサブドメイン部分だけです。ドメイン名はSquarespaceが自動で補います。Host欄にドメイン全体を入力しないでください。
レコードSquarespaceのHost欄値の先頭
SPF@v=spf1
DKIM<selector>._domainkeyv=DKIM1(メールサービスから受け取ります)
DMARC_dmarcv=DMARC1

SquarespaceでSPFレコードを追加する#

SPF(Sender Policy Framework)は、ドメインのルートに置く1つのTXTレコードです。 自社ドメインの名前でメールを送信してよいサーバーとサービスをすべて列挙します。 受信側は、自社を名乗るメールを受け取ると、送信元のサーバーをこのリストと照合します。

Custom Recordsのフォームで、TypeをTXT、Hostを@にしてレコードを追加します。 @はSquarespaceでドメインのルートを表す省略記法で、Webサイトのメインレコードがある場所と同じです。 Data欄にはSPFの文字列を貼り付けます。 典型的な値は次のようになります。

v=spf1 include:_spf.google.com include:sendgrid.net ~all

include:には、実際に使っているメールサービスを指定します。 メールプロバイダー、マーケティングプラットフォーム、トランザクションメールの送信サービスなどです。 末尾の~allは、リストにない送信元をsoftfailとして扱います。 必要なincludeは環境ごとに異なるため、上の例をそのままコピーしないでください。 実際の送信元から文字列を組み立てるには、 SPFレコード作成ツールが便利です。 有効なレコードを生成し、SPFを気づかないうちに壊してしまうミスも指摘してくれます。

もう1つ守るべき制限が、10回のルックアップ制限です。 SPFは、すべてのinclude:メカニズムを評価する際に、DNSルックアップを最大10回までしか認めません。 サービスを重ねすぎると、この上限を超えます。 作成ツールはルックアップ数も数えてくれます。 これは見た目以上に重要です。 上限を超えたSPFレコードは、エラーが表示されないまま失敗し、メールが迷惑メールに振り分けられ始めて初めて気づくことになります。

SquarespaceでDKIMレコードを追加する#

DKIM(DomainKeys Identified Mail)は、送信するすべてのメールに暗号署名を付けます。 対になる公開鍵をDNSに置いておくことで、受信側が署名を検証できます。 SPFとは違い、ここに入れる値は自分で書くものではありません。 メールサービスが鍵のペアを生成し、秘密鍵は自身で保管して、公開鍵とセレクターだけを渡してきます。 これをDNSに公開します。

最初に、送信に使っているプラットフォーム(Google Workspace、Microsoft 365、ESP、トランザクションメールの送信サービスなど)でDKIMを有効にします。 すると2つの情報が表示されます。 Hostの一部になるセレクターと、v=DKIM1で始まる長い値です。 SquarespaceのCustom Recordsで、Hostをセレクターに._domainkeyを付けた形にして、TXTレコードを追加します。 たとえばメールサービスのセレクターがs1なら、Hostは次のとおりです。

s1._domainkey

Data欄には、メールサービスから受け取った公開鍵を、そのまま貼り付けます。

v=DKIM1; k=rsa; p=MIGfMA0GCSqGSIb3DQEBAQUAA4GNADCBiQKBgQ...

Squarespaceで特に注意したい点が2つあります。

  • セレクターは正確にコピーしてください:セレクター名はサービスごとに異なり、google、selector1、s1、k1、dkimなどがあります。レコードは、メールサービスが想定している正確なセレクターの位置でしか機能しません。Host欄にはセレクターに._domainkeyを付けて入力し、それ以外は何も付け足さないでください。
  • TXTではなくCNAMEを指定するサービスもあります:一部のプラットフォームでは、DKIMを、そのサービスが管理する鍵を指すCNAMEとして公開します。鍵が自動でローテーションされる仕組みです。その場合は、TXTではなくタイプCNAMEを選び、指定されたターゲットを貼り付けます。メールサービスが指定するレコードタイプに従ってください。

署名はメールとともに運ばれ、転送されても残ります。 転送で壊れるSPFと比べると、DKIMは2つの認証チェックのうち堅牢なほうです。 正しく設定しておく価値があります。

SquarespaceでDMARCレコードを追加する#

DMARCは、SPFとDKIMを、受信者に見えるFromアドレスに結び付けるポリシーの層です。 認証に失敗したメールを受信側がどう扱うかを指示するほか、さらに重要な点として、レポートも受け取れます。 _dmarcというホスト名に置くTXTレコードです。

Custom Recordsで、Hostを_dmarcにしてTXTレコードを追加します。 Squarespaceがドメインを補うため、実際のレコード名は_dmarc.yourdomain.comになります。 Data欄には、次の開始用の値を貼り付けます。

v=DMARC1; p=none; rua=mailto:dmarc@yourdomain.com

最も重要なのは、ポリシーのタグです。 p=noneから始めてください。 この設定ではポリシーは適用されず、受信側に何のアクションも求めません。 ruaのアドレスに日次の集計レポートを送ってもらうだけです。 このレポートから、ポリシー適用を始める前に、どのメールの流れが認証に成功していて、どれが失敗しているのかがわかります。 初日からp=rejectを公開すると、正当な自社メールを迷惑メールに振り分けてしまうおそれがあります。QualisendのDMARCレポートは、送信元ごとに成功数と失敗数を表示します。これはp=noneから先へ進む前に必要な根拠になります。p=noneにどれだけ留まるかもご覧ください。

レコードはDMARCレコード作成ツールで作成します。 その後は、DMARCの設定手順の段階的な進め方に沿ってください。 まずp=noneのままにします。 集計レポートを読み、正当な送信元がすべて、SPFまたはDKIMのアライメントが一致した状態でDMARCに成功するようになってから、p=quarantine、最終的にp=rejectへと引き上げます。 SPFと同様に、DMARCレコードも1つだけ公開してください。_dmarcに2つ目があると、両方が無効になります。

レコードが解決されるか確認する#

Squarespaceでの変更はすぐに保存されますが、インターネット全体ではキャッシュが残ります。 そのため、レコードが有効になったかどうかを判断する前に、DNSが反映されるまで数分から数時間ほど待ってください。 既存のレコードを編集した場合は、新規追加よりも更新に時間がかかることがあります。

3つとも追加したら、SPF・DKIM・DMARCの送信ドメイン認証チェックで、レコードが解決され、正しく解析されるかを確認します。 このツールは、ドメインの各レコードを参照し、構文が有効か、SPFレコードを誤って2つ公開していないか、DMARCが存在するかを教えてくれます。 レコードが表示されない場合、Squarespaceでよくある原因は次の3つです。 相対部分ではなくドメイン全体をHost欄に入力している、@のSPFレコードが重複している、あるいは単にDNSの反映がまだ終わっていない、というものです。

この3つのレコードを正しく設定することは、GoogleとYahooの送信者ガイドラインを満たすことでもあります。 このガイドラインでは、2024年以降、大量送信者にSPF、DKIM、DMARCが必須となっています。 ただし、限界も覚えておいてください。 認証が証明するのは送信者が誰かであり、受信トレイへの入場券にすぎず、受信トレイに届くことを保証するものではありません。 受信トレイに届くかどうかは引き続き、送信者レピュテーションとリストの衛生状態に左右されます。 詳しくはメール到達率ガイドで解説しています。

よくある質問

01SquarespaceでSPF、DKIM、DMARCはどこで設定しますか?

SquarespaceのアカウントでSettings → Domainsを開き、対象のドメインを選んでDNS Settingsを表示し、タイプTXTのCustom Recordを追加します。レコードは3つに分かれます。SPFはHost欄を@、DKIMはHost欄を<selector>._domainkey、DMARCはHost欄を_dmarcにします。Squarespaceはこれらのメニューを過去に再編しているため、ラベルは異なる場合があります。ただし、探すのは常に、Squarespaceで管理しているドメインにカスタムTXTレコードを追加する場所です。Google Domainsから移ったドメインも、ここで管理します。

02レコードごとにHost欄には何を入力しますか?

相対部分だけを入力し、ドメイン名はSquarespaceが補う仕組みに任せます。SPFのHostは@で、ドメインのルートを意味します。DMARCのHostは_dmarcです。DKIMのHostは、メールサービスのセレクターに._domainkeyを付けたもので、たとえばs1._domainkeyです。Host欄にドメイン全体を入力しないでください。また、同じドメインにSPFレコードやDMARCレコードを2つ以上公開しないでください。重複すると両方が無効になります。

03DKIMの値はどこから入手しますか?

メールサービスから入手します。Squarespaceから取得するものでも、自分で作るものでもありません。Google Workspace、Microsoft 365、ESPなど、メールを送信するプラットフォームでDKIMを有効にすると、鍵のペアが生成されます。秘密鍵はサービス側が保管し、セレクターと、v=DKIM1で始まる公開鍵が渡されます。この公開鍵を、メールサービスが提供したとおりにそのまま、Squarespaceで、Hostを<selector>._domainkeyにしたレコードの値として貼り付けて公開します。鍵を自動でローテーションできるよう、TXTレコードではなくCNAMEの公開を求めるサービスもあります。その場合は、サービスの指定するレコードタイプに従ってください。

04SquarespaceがGoogle Domainsを引き継いで、DNSの管理場所は変わりましたか?

はい。SquarespaceはGoogle Domainsを2023年に買収し、登録情報を2023~2024年にかけて移管しました。そのため、Google Domainsでドメインを取得した場合、DNSは以前のGoogle Domainsのコンソールではなく、Squarespaceのアカウント内で管理します。SPF、DKIM、DMARCのレコード自体は変わっておらず、同じホスト名に置く通常のTXTレコードのままです。変わったのは、編集のためにサインインする場所だけです。


認証は、Squarespaceから送るメールが確かに自社のものだとメールプロバイダーに伝えます。 しかし、送信者として信頼されても、メールが受信トレイに届くのは、その背後にあるリストがクリーンな場合だけです。 無料メールチェッカーでアドレスを検証してみてください。 あるいは、SPFとDMARCの作成ツールとレコードチェックツールで、数分でレコードを作成して確認できます。

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